卒寿とは?

あまり聞きなれない?卒寿祝い

現代は核家族化が進み、子ども世代、親世代、祖父母世代等バラバラに暮らすことも多いのですが、昔はおじいちゃん、おばあちゃんがいてそのまた上にひいおばあちゃんがいて、そこに子供、孫、ひ孫などが同居するという大人数の暮らしが当たり前でした。

仕事、家事で子供世代が忙しくしていても、祖父母世代が同居していることで子供の面倒をしっかり見てくれた、という時代が当時はあったのです。
現代も田舎に行くと大人数で暮らすご家族などいますが、以前と比較すると非常に少なくなりました。

現代の日本は長寿大国、本当に健康で元気に暮らす高齢者が多く、60歳はまだ若いといわれるくらいの長寿大国です。
平均寿命が80歳を超えて、還暦の祝い、つまり60歳の祝いから20年先、元気に生きる方も少なくないのです。
還暦が60歳、70歳の祝いが古希、77歳が喜寿、80歳が傘寿、そして88歳が米寿、さらにその先、数え年90歳で行う年祝いが「卒寿」です。

この90歳という年を超えて元気に生きてくれていることに感謝し、家族をこれからもしっかり見守って元気に暮らしてくださいねという思いを込めて行う祝いです。

卒寿の祝いは現代、本当の意味での長寿祝い

60歳、70歳でもまだまだ働く方も多く、現代の60代、70代は本当に若いです。
それこそ現代の長寿祝いは80歳を超える位から行えばいいのではないか?と思うほど、現代の高齢者は元気なのです。

卒寿というのは、卒という漢字の略字が卆であり、これを分解すると九と十という漢字に出来ることから、90歳の長寿祝いを卒寿としています。
こうした長寿祝いなどは、生まれた時が1と考える数え年で行うため、満89歳での祝いという事になります。

90歳という大台まで元気に家族を見守り暮らしてきてくれたこと、生きてくれたことにご家族は深く感謝し、この素晴らしい年齢に尊敬の念を込めて行う祝いが卒寿祝いです。

卒寿祝いは子供、孫、ひ孫、玄孫(やしゃご)の顔が見れることが何より

卒寿の祝いは90歳という年齢の祝いです。
何が欲しいのかなとモノを考えるよりも、何より子供、孫、ひ孫、玄孫などの、自分の血縁の顔を見ることができるという事が、最もうれしい事でしょう。
隣近所の方も、この年齢となると同級生などはほとんどいないという事もありますので、ご家族中心の祝いという事になります。
90歳以降の人口比率は1.5%、昔を考えると非常に多くなっていますが、やはり祝いの席に及びできる人はそれほどいないでしょう。

贈り物をするとしたら、暖かい電気毛布、腰やひざなどが痛くてもゆっくり眠れるような高級寝具、孫たちからはひいおじいちゃんの絵を描いて贈るというのもすてきです。
長いこと生きていること、そのご褒美ともいえるのが、子孫の顔をたくさん見ることができるという事でもあるでしょう。
いつもなかなか会いにこれない子供たちが集まるという事が、卒寿祝いのもっとも嬉しいことになるでしょう。